この詞は戦争が始まって一カ月目に書き上げた、私たち皆が、何ができるだろうと身震いしながら考えだそうとしているのに、思いつくことはすべて「ロシア連邦では禁止」されていたときだ。この詞に曲をつけてくれたナースチャは、これまでずっと自分で書いた詞に曲をつけていたのだが、戦争が始まると言葉を失ってしまい、他人の詞を使うようになった。クリップで使用した写真は、この二年のあいだに延々とドゥームスクローリングしていたときに私が見つけたものだ。すべて記憶しておきたいから、この写真を保存しなければ、という漠然とした気持ちで私はこれらの写真を集めた。
高柳聡子訳